学校評価(学校自己点検・自己評価、学校関係者評価)

東城看護専門学校は、2021年3月31日の「2020年度東城看護専門学校 学校自己点検・自己評価報告書」の結果をもとに、学校関係者評価を実施いたしましたので、以下の通り報告いたします。

2020年度 東城看護専門学校 学校自己点検・自己評価結果報告

領域 大項目 大項目平均点 中項目 中項目平均点
教育理念・教育目的 3.5 ①適切な教育理念・教育目的を定める 3.5
教育目標 3.5 ②適切な教育目標を定める 3.5
教育課程経営 3.3 ③教育経営者の活動を示す 3.0
④適切な科目・単元構成を行う 3.5
⑤適切な教育計画を作成する 3.4
⑥適切な教育過程評価の体系を整える 3.4
⑦教員の教育活動の充実をはかる 3.1
⑧看護実習体制の保障に努める 3.5
教授・学習・評価過程 3.5 ⑨授業内容と教育課程との一貫性妥当性を保つ 3.5
⑩適切な授業の展開過程を展開する 3.6
経営・管理過程 3.3 ⑪目標達成の評価とフィードバックに努める 3.3
⑫学習への動機づけと支援に努める 3.5
⑬東城看護専門学校の意思・指針を示す 3.5
⑭組織体制を整える 3.3
⑮財政基盤の周知を図る 3.1
⑯施設設備の整備の充実に努める 3.2
⑰学生生活の支援を行う 3.6
⑱養成所に関する情報提供を行う 3.5
⑲運営計画と将来構想を示す 3.4
⑳自己点検・自己評価体制の活用を図る 2.9
入学 3.3 ㉑適性のある入学生の確保に努める 3.3
卒業・就業・進学 2.8 ㉒卒業生の状況を把握しその評価を受ける 2.8
地域社会/国際交流 3.3 ㉓地域社会の動向を把握する 3.3
研究 3.1 ㉔教員の研究活動の充実を図る 3.1
【評価 4:非常に当てはまる、3:かなり当てはまる 2:あまり当てはまらない、1:まったく当てはまらない】

Ⅰ.教育理念・目的・目標

教育理念・目的・目標は、学生便覧に明示し、入学前の学校説明会で保護者にも配布説明しているが、保護者に浸透しているか確認する機会は持てていない。学生においても、入学時オリエンテーションで説明し、科目目標はシラバスに提示し配布説明しているが、日常の指導の場面で教育目標に具体的に触れることが少ない。今後は、学生への指導場面において教育目標を効果的に活用する必要がある。教育理念は、社会の変化・ニーズに外れていることはないと考えるが、カリキュラム改正に向けて、妥当性を検討する必要がある。

Ⅱ.教育課程

本校のカリキュラムは、2013年3年課程変更時に構築されたものである。カリキュラム構築から8年が経過しており、高齢化の更なる進展や地域包括ケアシステムの推進、学生像についても変化している現状がある。2022 年のカリキュラム改正を見据えて、教育理念・教育目的の点検・評価計画をカリキュラム検討委員会で取り上げ、定期的に見直していく必要がある。

Ⅲ.教育体制

講師の人選は、関連施設の協力を得ながら慎重に行っている。また各々の専門性を発揮できるよう適正な時間数、配分、準備時間も考えて授業を依頼している。実習運営会議、実習担当者会議(打合せ会、振り返り会等)では、実習の目的・目標を意識して実習展開等の説明を行っている。学校と施設側が同じ教育的視点をもち、教育体制を整えられるよう取り組んでいる。

Ⅳ.教育活動

シラバス等の見直しは、各教員の意見および学生の授業評価等も参考にしながら、授業計画や次年度の授業内容の改善に活かしている。教材研究においては、オンラインで学会等の研修に参加して新たな知見を得たり、学生がイメージしたりしやすいように実施してはいるが、新型コロナウイルス感染拡大や多忙な業務の影響もあり、不足している部分がある。数年前から学生の学習活動の支援においては、頻回に小集団による学習・発表の形態を取り創意工夫をし、学生の思考が深化できるよう取り組んでいる。

Ⅴ.学生生活への支援

学生の健康診断の結果を基に、日常生活での健康管理が実践できるよう支援している。教科外活動については教職員の助言・指導により、行事の企画・運営は円滑に実施されている。実習施設への送迎バスの運用は順調に進み学生の負担が減っている。また、退学者はいるが、本人の進路に対する意思があり、丁寧に面接を学生及び保護者と行い、意思決定の支援をしている。休学中の学生に対しても定期的に関わり、復学に向けての支援を行っており、復学後の学生は卒業に至っている。

Ⅵ.組織・管理運営

8名の教員は看護教員養成課程を修了しており、各領域を担当できる教員が配置されている。また、実習指導教員は2名配置している。実習調整者は専任で配置され、実習施設とタイムリーに連携をとっている。学生の守秘義務を守るための書類管理を行い、学生の不利益を起こすことなく、教育活動を行っている。学校としての意思決定は、職員会議を経て運営会議により決定している。職員は職務及び服務に関する規程に沿って各役割を遂行し、その内容については随時職員間で共有している。教員ラダーの活用ができていない状態で教員のキャリア支援を実施している。授業の聴講や、実習でのシャドーイングなど、新人教員を中心とした指導を実施している。事業計画は1ヶ年中期計画を立案し、教育活動、経営体制の強化を図っている。

Ⅶ.施設設備

設備は指定規則に準じ、学生数に応じた規模である。学習スペースは、図書室・演習室・保健室の一部・教室・在宅室であるが、学生が利用しやすい場所にあり、自由に使用できる。ただし、新型コロナウイルス感染拡大で臨地実習が学内実習に変更となっていることから感染拡大予防のため、学習する場所と時間は教員に報告するようになっている。書籍の数は指定規則に準じた内容と冊数を有しているが、新刊が少ない為、3か年計画で購入している。次年度は、基礎分野の予定である。教材教具は毎年点検し、優先度に応じて増備している。学生ホールなどの広い場所がない為、学生は教室で原則食事をするが、コロナウイルス感染予防対策として、向き合わないようにし食事中は談話をしないこととしている。また、施設整備として、電灯はLEDに変更し、オンラインの設備を整備した。

Ⅷ.学生の受け入れ

教育理念・目標を反映した学生募集のために、入試で学生の資質を判断できる募集方針としている。志願者・合格者・入学者の推移と傾向について、毎年評価し、次年度の学生募集に役立てている。

Ⅸ.卒業生の状況

低学年からの縦断的な国家試験対策をしているが、全国平均を下回っている。国家試験対策の強化が重要課題となっている。卒業時の技術力や到達目標を集計した結果、実習の目標達成は9割以上の水準を保つことができている。 卒業生の就職希望は100%叶えられているが、就職先からの評価は実施できておらず、課題が残る。

Ⅹ.社会への貢献

ガイダンスの依頼を受け、看護の魅力や看護師教育についての説明を行うなど、広報活動は実施できている。 近隣施設の生涯教育の場として学校を開放する点では、機会を持っていない。母体である財団新居浜病院の 夏祭りなどの学生のボランティアの実績はある。しかし、今年度は、新型コロナウイルス感染拡大により、施設の催しが中止となりボランテイア活動は自粛している。

Ⅺ.研究・研修活動

教員は授業、実習指導等、学校行事や個別の学生対応などにより繁忙である。研究の意欲はあるが、多忙な業務の中、時間の調整は容易ではない。その為、母体である病院の院内研究発表の講評を担当しているのみで、学会発表等、外部機関での発表は実施できていない。各領域の教員のスキルは充分あると思われるため、機会を設けることで研究活動や看護技術検討会としての活動を広げていきたい。

Ⅻ.学校評価

毎年、学校自己点検・評価を実施している。近隣施設に協力を得て実施している学校関係者評価において、基礎資料を提示し、その評価を真摯に受け止め改善し、次年度への体制を整備するシステムは運用できている。

学校関係者評価

2021年6月に学校関係者委員(本校では教育関係者、企業関係者、卒業生に委嘱)を招聘し、学校関係者評価委員会を開催した。

1.方法

学校側が評価した2020年度の自己点検・自己評価の結果について是非を問うと共に、意見および質疑を交わした。

2.結果

関係者委員の方々は学校側に対し、疑問に感じられている内容の質問が提示された。学校関係者の意見は有益なものとなった。今後、本校が取り組むべき課題の前に、関係者委員がもっと学校の運営内容を理解できる情報発信が必要であると考えられ、保護者や地域の方々も含め学校の理解をさらに得られるよう努力が必要と考える。

2020年度 東城看護専門学校 自己点検・自己評価
学校関係者評価

評価者\項目
教職員(平均値) 3.5 3.5 3.3 3.5 3.3 3.3 2.8 3.3 3.1
学校関係者(平均値) 3.7 3.6 3.6 3.6 3.6 3.7 3.3 3.5 3.1
【評価 4:非常に当てはまる、3:かなり当てはまる 2:あまり当てはまらない、1:まったく当てはまらない】

3.総括

学校関係者評価は、「2020年度東城看護専門学校 学校自己点検・自己評価報告書」の結果をもとに実施した。2019年度学校関係者評価において図書の新刊が少ないとのご意見があり、2020年度に図書を購入し充実を図った。また、本校は2019年度からデジタル教科書を導入しIT環境の充実が進んでいた為、コロナ禍におけるオンライン授業、シミュレーション教育を導入した学内実習等もスムーズに実施できたことの評価は高かった。学校運営内容を含め、概ね、本校の学校運営について、各評価項目とも大きな教育的課題のご指摘はなかった。

施設の老朽化が進んでおり、今後の重要な課題となるが、教育活動に支障をきたさぬよう、今後も、計画的に施設設備の管理・修繕・清掃や、教育機器・備品等の購入をすすめていきたいと考えている。

より良い学校運営のため、真摯に学校関係者の皆様から頂いたご意見を受け止め、今後の学校運営に活かしていくとともに、本校の教育理念に沿った、質の高い卒業生を看護師として輩出し、地域に貢献していけるよう努めていきたいと考えている。